JOY PLANET

[不定期・おやつじかん更新]

【MYハマりもん】ワンダと巨像

ジャンル:ゲーム(PS2, PS3, PS4)

 

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ちょいとばかし、好きなゲームについて語らせて下さい。 φ_(:3」z)_

かつてPS2から発売された『ワンダと巨像』がPS3版にとどまらずPS4版までもが本日リリースとのことで一人でザワついております。
数年前にPS2版をプレイ済みなのですが、ソフトを購入してはいたもののFFだとか他のゲームをプレイしていて後回しにしていたために、なかなか手をつけていなくて「どうしてもっと早くプレイしていなかったんだ!」と後に悔やまれるほどのお気に入りゲームになってしまったものの一つ。

上田文人氏が手がけたゲームの2作目で、1作目である『ICO』もプレイしていますが、こちらももちろんお気に入りです。(ちなみにICOとセットで後回しにしてしまってました。)

 ざっくりストーリーを。

とある村の青年ワンダが、魂を失った一人の少女のために村の禁忌を破り、彼女の魂を復活させる儀式のために自らの命の危険を顧みず、巨像を打ち倒しその力を求めていく

という、とてもシンプルな王道ストーリー。

 

ワンダのひたむきさ、竹馬の友ならぬ名馬アグロとの絆、淡い光に照らし出される透き通るような白い肌の少女、孤高に佇む尻尾の光るトカゲ、果てしない空を舞う鳥、ひっそりと暮らす小さな生物達…。
ただただ広大な大地しかないのも物悲しさに拍車をかけ、映像が綺麗すぎることですら儚く、キャッチコピーにもあったけれど-----『せつない』。

 

映像美と音楽美、シンプルに徹する美しさ

音楽にもどこか古めかしい歴史で織り成されたようなオリエンタルさが漂う中に重厚感がとても美しく存在しています。
ICO』の時同様、あえてフィールドには効果音のみでBGMしか入れないことで世界に漂う風や水の音、自然の物音などから世界観と空気感を際立たせ、まさにワンダと五感を共有しリンクして一体化しているかのような錯覚さえ憶えます。
物静かなフィールドと臨場感あるバトルシーンの対比がとても効果的で、VRでなくとも手に汗握るバトルの緊張感から達成感、爽快感といった感覚までもが味わえます。
特に最後の巨像に向かう道中に起きた戦友アグロとのエピソードには、ゲームの世界観にハマり過ぎてコントローラ持ってしばらく茫然としてしまっていたことも。
ストーリーも大まかな設定しかされておらず、ゲームをクリアしても「もしかしたらこうなのかもしれない」という考察や、空想できる遊び要素があるのが個人的にはとても好きです。(白黒ハッキリしたい派には多少モヤッとするかもしれませんが…。)

 

ゲームの操作性、主人公と一体化して増す臨場感

ゲームの操作性については、アクション系が苦手なこともあり最初は苦戦しましたがじきに慣れるものの、巨像にしがみつく場面ではコントローラーを握る手が運動会で綱引きした後の手のひらみたいにヒリヒリしていることが多々ありました。
単純に言うと巨像を探し出し、順に倒していけばそれでストーリーはクリアできるし、よくある主人公のレベルという概念が無くパラメータは体力と疲労度というごくシンプルなもの。

しかし巨像を倒すにはただ単に力を持ってねじ伏せるのではなく、知恵を使いながら持てるもので闘うというパズル要素を含んだバトルスタイルがとても好きで、ゲームバランスの絶妙さを感じさせます。
この辺はユーザーの好みが分かれるところかと。

かく言う私も、ゲーム開始当初はどのようにバトルすればいいのか分からず、ただいたずらに時間だけが過ぎてイライラしたことも。。。

 

さらに追求される“美の世界”

PS4版のトレーラーを見て興奮しながらも、鮮明すぎる映像がワンダと巨像の世界観の一端である「切ない儚さ」を壊してしまわないかとも、勝手に危惧しているわけなのですが…。
しかしながらPS4実機どころかPS3実機すらまだ持っていないので、3作目である最新作『人喰いの大鷲トリコ(PS3)』も、まだおあずけ状態。
そろそろNitendo Switchを買うか、PS4を買おうか真剣に悩み出す…。
早くすべて喰らい尽くしたい。